投資の勉強第3回目
「12万人が学んだ投資1年目の教科書」著者:高橋慶行 かんき出版
という書籍を読んで学んだことや読んでみての感想などを書いていこうと思います。
まず、高橋慶行さんについて紹介します。
高橋慶行さんは12万人以上が学んだ、東京の新宿を拠点に展開する、
投資の学校という投資教育スクールの創業者です。
投資1年目教科書ということで自分にぴったりだということで、
たまたま書店で見かけて購入してみました。
その本には「投資1年目からでも成功できる!」と書いてありました。
その内容とは・・・

学んだことや感想
これまで2冊の書籍を読んできて投資の概念だったりは少しはわかってきました。
そんな中で自分がこの書籍に興味を持ったのは、内容に投資に必要なマインドだけではなく、
チャートのことやローソク足のことだったり、今まで読んできた書籍の中では学べなかったが、
投資をするうえでは欠かせないであろうことについて書いてあったからです。
それでは内容に入っていきたいと思います。
まず、この書籍では投資について以下のような事が書かれていました
- 生活費を賄うためだけに仕事をしているとすれば、それは時間が経っても状況が変わらない。
- 勤める以外の方法でお金を稼ぐ方法はたくさんある。
- 投資は立派な経済活動である。
- これからの時代には「お金を使ってお金を増やす」という収入タイプが適している。
- 人生100年時代となっている現在は、労働収入だけでは限界がある。
- 自分の頭脳に蓄積された経験や知識そのものがお金に変わるのが、投資による金融収入である。
- また、投資を自分ですることによって、世の中の動きがわかるようになる。
- 事実をもとに自分で判断ができる力を養っていく「自立に向けた総合的な教養」も
投資をすることで、育むことができる。
確かに労働収入だけでは限界があり、現時点では生活できているかもしれないが、
今後のことを考えると「お金を使ってお金が増やせる」投資がやはり有効ですね。
頭脳に蓄積された経験や知識そのものがお金に変わるというところが魅力的だなぁって思いました。
次に、投資家マインドを身につけるための6箇条という内容の中で学んだことなどを紹介します。
- 投資の本質は「安い時に買い、高い時に売る」
これは他の書籍でも動画でも言われているのでやはり基本中の基本なんですね。
- 投資には完璧な手法など存在しない。
- 投資の世界は十分な知識があり十分な経験があってもそれに比例して稼げるとは限らない。
総合的に状況を判断しながら、大損をしないように気を付けながら取引をすることが大切。
- 稼ぐこと以上に守ることの方が大事
- 稼ぐことにばかり目が行き、
リスク管理や資金管理という守りの知識を十分に勉強していないことで大損してしまう - プロスペクト理論

- 投資で勝つ基本は、利益を伸ばして損失を最小に。
- 合理的なルールに裏付けされた投資のスキルを身につけなければならない。
稼ぐことばかりを考えてしまいそうなものだけれど、守ることの方が大事なんだ。へぇ、意外。
自分もしっかりと投資のことについて知らないで投資をしていたら、
間違いなく稼ぐことしか意識していなかっただろうなぁ。
- 投資は勉強なしでは定期的に勝てるようにはならない。
- 海外では「お金でお金を増やす、その方法を一人一人が学ぶべきだ」というのが常識的。
- 投資で利益を上げている人は勝ち負けを繰り返してトータルで安定利益を手に入れる。
野球と同じようなもの。 - 投資を極めるには長い時間がかかる。
- 日本人は学校でお金の勉強や投資の勉強をすることがないので、
堅実にお金を増やす正しい教養を持っている人はほとんどいない。 - 投資のことをしっかりと学び、模範的な行動を繰り返していく投資家のみが
安定的な利益を得られる。 - 投資はビジネス。自分でルールを作って、自分で決めたルールを守る。
トレードルールは勝率の高い投資家の売買手法を参考にし、参考にした売買ルールを自分自身で実践しながら、自分の目標利益や投資用資金、自分の性格や日常的に使える時間、使える時間帯など、自分だけの条件を加味して自分流に作っていくもの。
「勝ち負けを繰り返してトータルで」っていうのは投資の勉強をしている中で
何度も聞いている事だからやっぱり重要なんだ。
海外では「お金でお金を増やす方法を一人一人が学ぶ」というのが常識ってすごい。
日本ではまだ常識になっていないのはどうしてだろう?
学校で社会に出ても使う事のないことの勉強するぐらいなら
お金のことについて学んだ方が絶対得なのにどうしてしないんだ?
- 相場の世界はその時の状況に応じてやり方を変えていく必要がある。
- 相場には必ず相手がいる。
- 投資家の学びには終わりはない。常に学び続けることが必要。投資の勉強は楽しいもの。
- 世の中の動きや時代の移り変わり、お金の流れや政治の話が、全て一つにつながってくる。
相場には相手がいるっていうのも何度か聞いてきている。相手がいることを忘れないぞ!
次に、「安定投資家」になるための5箇条という内容で学んだことについて紹介します。
- ギャンブルのような大勝負に勝つのではなく、
再現性のあるやり方で何度も小さな勝負に勝てば、必ずお金持ちになれる。
塵も積もればお金持ちになるですかね?(笑)
- 企業の「価値」に焦点を当て、本来の価値あるいは将来の価値に比べて
現在は「安い」と判断して資金を投じるのが、「インベストメント」
- インベストメントには
「バリュー投資」:本来よりも割安な株価の銘柄を見つけてきて高く売る
「グロース投資」:現在は安いけれど将来的に成長が期待できる銘柄を見つけてきて、
仕込んでおく
などの方法がある。
- インベストメントには長期的視野と深い学びが必要。
時間がかかる分、突発的な事件や経済情勢の変化など不確定要素も増える。
そこでトレードが良い。 - トレードこそ再現性が高い上、リスク管理がしやすい売買ルールを作り上げることができ、
最も堅実に利益を狙える投資方法。 - トレードにおいて大切なことは、現在の価格とこれまでの値動き。
現在の価格が過去と比べてどうかで、今買うべきなのか、売るべきなのか判断する。 - トレードではチャートを使って分析を行い、売買の判断を行う。
トレードで利益を上げたいのであれば「対処の仕方」を学ぶ必要がある。
経験に要る積み重ねでスキルが高まる。 - 勝ち負けを繰り返しながら、堅実に勝てるルールというものは、必ず作り上げることができる。
- 投資の世界には「絶対」はない。
- 「トレードエッジ」:確率的に有利な局面のこと
- チャート分析ができるようになると、
・他人からの情報に惑わされず自分の意思で勝てる投資ができる。
・何度も繰り返し投資チャンス(トレードエッジ)を発見できるようになる。
・パソコンやスマホの向こう側にいる投資家心理ができるようになる。
・投資をルール化することができ、感情で右往左往しにくくなる。
・確かな投資方針を確立できる。 - チャートによって現在の状況を正しく把握すること。
- 「塩漬け」:含み損が出ている状態の個別株を、
いつかまた株価が戻ると信じて保有し続けること。 - 損切りが遅れるのと同じくらいしてはいけないことが塩漬け。
- 安定した投資家が考えることは、「現時点でよりエッジのある銘柄」を常に保有すること。
塩漬け銘柄はさらに値下がりする確率が高い。
塩漬け銘柄を持ち続けるのは絶対にしてはいけない。
これまでの書籍では知れない知識もあり、チャート分析ができるようになると
かなりの利点があることも知れました。
次は、利益を出すための9箇条という内容から学んだことについて紹介します。
ここではローソク足のことについてや実際のチャートの見方について紹介してくれていました。

- チャートを使ってトレードする場合、ローソク足を読めるようになることが大事。
- ローソク足とは、過去の価格の動きを図にしたもの。
相場の「今」を正しく把握するためにとても重要な指標。 - ローソク足を読めるようになると、過去の一定期間において、
株価などの価格がどれくらい上昇したか、または下降したかが一目瞭然で分かるようになる。
- 陽線:その一定期間の終値が始値に対してどれくらい上昇したのかを表している。
- 陰線:その一定期間の終値が始値に対してどれくらい下落したのかを表している。
- 投資初心者の人に覚えておいてもらいたい用語
「トレンド」:方向性を示す言葉。
「波動」:価格変動が作る、うねり。 - 移動平均線でトレンドを見よう。
- 移動平均線の第一の目的は、トレンドをわかりやすくすること。
- トレンドの発生を見抜いて利益を得る方法をしっかりと習得することが、
初心者が投資において安定して利益を上げるための大切な鍵。 - 移動平均線はローソク足の終値の平均。
移動平均線を描くことで、長期的なトレンドがわかりやすくなる。 - 「順張り」:価格が上がっているときにまだ上がり続けると考えてそこにかけること。
- 「逆張り」:下がっているものが反転して上がると考えて賭けること。
- 上がっているうちは買い注文で保有し、下がっているときは買い注文で持ってはいけない。
- 損切りは失敗ではなくて次の成功のためのチャンスにつないだ、と考えろ。
- 移動平均線を使った代表的な売買サインとして、2つ
「ゴールデンクロス」:現在の価格が移動平均線を下から上に抜けるタイミング
「デッドクロス」:現在の価格が移動平均線を上から下に抜けるタイミング - トレンドを読んで利益を上げることが、投資で安定して利益を上げるために大事な方針。
- 移動平均線はトレンドを高い確率で読むことができる基本の分析手法である。
- ナンピンは絶対にやってはいけない注文方法
- ナンピン:買った銘柄が下がったとき、追加で買い増しをすると平均購入額が下がるので、
プラスに転じるラインを下げることができるというもの。 - 失敗を認めてすぐに損切りをするべき。
- ロスカット:損切りのこと。
- 強制ロスカット:証券会社やFX会社が定めているルールに基づいて行う。
- リターンはブレ幅から生まれるもので、ノーリスクでリターンが得られることはない。
リスクは儲けの源泉。投資で利益を上げたいと思うならリスクは避けられない。
リスクは避けるものではなく、管理するもの。 - リスクとリターンは表裏一体。
- 信用取引であれば「空売り」ができる。
- 信用取引は、投資用資金を保証金として証券会社に預けることで、その保証金の約3.3倍までの資金を取り扱うことができるようになる。これをレバレッジという。
- 普段から新聞やネットなどで情報収集しており、危ない兆候があれば、
早めに手仕舞していくしかない。 - 投資で負けないために最も大切なことは資金管理。
投資管理とは、自身の投資資金全体の中から、今回の投資にバランスよく資金をあてること。 - 投資をするうえで安定して利益を上げられる投資家になるには、
自分の欲や感情、メンタルの弱さとしっかり向き合い、
それらに負けないように自己をしっかりコントロールしなければならない。 - 相場に向かっているときの個人の心理を理解しておかなくてはならない。 など
まとめ
これまでに上げたことは私が読んで重要だという事を紹介してきましたが、
書籍中では私が紹介したことだけではなくてもっと数えきれないほど、
投資をする人にとっては大事なことをたくさん書いていてくれて、
書籍の名前にもある通り投資1年目の教科書として本当に幅広く知識を得られました。
投資をするためのマインドやチャートの読み方、重要な語句などたくさんの知識を
得られるほんとにいい書籍でした。今後も何度か読み返して、もっと知識を得たいです。
ぜひ興味のある方は読んでみると知らなかったこともたくさん知れると思います。
また、投資を始めたいと思っている方はぜひ読んでみてください。
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